この前研修講師をした時の報酬が化けたAF-S NIKKOR 20mm F1.8 EDレンズ。
このレンズを買った理由は、何をおいても星景撮影のため。
ってことで、前回のリベンジ。
前回は痛恨のピントずれで惨敗だったので、今回はピントやぶれに細心の注意を払い、ニセコ町の道端で撮ってきました。
先に言っておくと、だいたいどれもF2.0付近で撮っているので、画面単にサジタルコマフレアなどが出てしまっています。
2.2から2.5くらいまで絞るべきなのでしょうが。
しかしISO1600-2000くらいで撮っているので、ノイズが明らかに少ない!
これは明るいレンズならではです。
2021年9月25日は、まだ満月から少し欠けたくらいの明るい月の出る夜です。
日が沈んで1時間くらいたった6時半から、月が出始める7時半までの1時間が勝負。
まずは試し撮り段階。
この方向で撮ると、倶知安の明かりが邪魔。
画面中央くらい、山脈の上に北斗七星が見えます。
山並みと北斗七星すべてを余裕で画面に収めてしまう。
やはり超広角レンズは星景撮影に向く、というのはまさにこれゆえ。
天の川は、9月でもまだまだ地上から立ち上がるような角度できれいに見えます。
空気が澄んできたので、夏よりもきれいに見えています。
国道沿いのビュースポット駐車場より、農道からの風景の方がいろいろキマってます。
ススキか荻かわかりませんが、秋の雰囲気です。奥は牧草地か。
天の川といえば、縦構図でその高さを表現することが多いです。
かなり長ーく店長に向かって続いています。
月が出始める前の帰りがけに、有島記念館の芝生の庭からも撮りました。
周りに街灯があるため、かなり光がうるさかったです。
しかし、建物や庭はきれいだし、ちょうどこの角度から天の川が上るのもタイミング的に今だけでしょうから、貴重な組み合わせです。
インスタ映え狙いな人たちは、こういうハイコントラストで彩度上げまくりの画が好きなんでしょう?
という感じでテキトーに現像。
構図的にはいまいちなので、派手さでごまかしてみました。
総じて、画面端の流れ方を見ると、もう少し絞りを絞ったほうが良いようです。
しかし、ISO2000、SS10界隈でここまで明るい写真が撮れ、しかも焦点距離が短いから星が回転軌跡を描かないで止まってくれるのは、さすが超広角、という感じです。
ようやく、フルサイズセンサーの100%の能力を発揮できる星景撮影のレンズ・ボディの組み合わせができました。
これからは、この単焦点が星景撮影の主役ですわ。