手軽な一揆の起こし方

エセ評論家の生活と意見

VM4へのはなむけ

ありがとう、VM4。

お前との10年で、人生は少し変わった。

お前の持つはるか先を見通す機械の眼は、私をより遠くへと連れ出してくれた。

ポルシェをも凌駕した誇り高き制動力は、私に安心を与えてくれた。

六連星の技術者たちが鍛え上げた強健な四輪駆動は、私の北国へ渡ることへの躊躇いを拭い去った。

琵琶湖から天ヶ瀬への莵道を、嵐山の峠を、戸隠の峻険な修験道を、地を這う低重心は難なく切り抜けていった。

越前の海岸を、三方五湖の見晴らしを、伊賀の山並みを、伊勢の暖かい海を駆け抜けて、水平対向の真髄を見た。

なんの気ない運転でも、気づけばバックミラーからクルマが消えていった。

北海道の雄大な道は、お前には 退屈過ぎただろう。

もういちど本州の狭いコーナーを駆け抜けさせてやれなかったのが、残念だ。

アップダウンの毛無峠、吹雪く道央道、一本道の十勝平野、夕焼けに暮れる富良野、アイヌに受け継がれた幽玄なる二風谷、失われた古の交易路の西の海岸線、ミニチュアのような洞爺湖の眺望、急激に標高を増す十勝岳の山路、どこまでも飽きさせず、しかし疲れさせず、付き従ってくれた。

さあ、ラストダンスの一週間だ。

札幌への片道100キロの往復。

そして週末には千歳空港へ、さらにそこから小樽のホンダへ。

お前にとっては鼻歌まじりの散歩だろ?

でも6月のワルツが終われば、私たちを待つのは次のステージだ。

ただ願う、良い主人の手に渡れと。

そして、その六連星の心臓と壮健なる四肢の誇りを胸に、次の主人に仕えよ。

10年間ありがとう、VM4、我が相棒よ。

タイムレスなデザインの車

 

ぱっと見でカッコよく見えるが飽きる車かっこよく見えるが飽きるクルマと、地味だが見飽きないデザインのクルマがある。

大抵は、前者の方がよく売れるが、数年経つと、街に溢れていることもあり、急速に陳腐化して見飽きる。

後者はヒット車もあるものの、売れずに終わるジミ車も多い。十数年後に振り返るとデザインの良かった稀少車種として取り上げられることがある。

最近発売されたホンダCR-Vのデザインを見て、この視点から整理してみた。

 

1.最近のパッと見かっこよかったクルマ

トヨタに多い印象がある。

1)C-HR

例えば、現在日本非売モデルとなっているC-HR。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BBC-HR

これはパッと見かっこよく、デビュー時によく売れて、モデル中期以降息切れしたタイプのモデルである。

デザイン優先のため、運転時の視界性能などは犠牲になりそうである。

2)プリウス

C-HRと兄弟関係にある、現行プリウスもしかり。

https://toyota.jp/prius/grade/

3)ZR-V

ホンダのZR-Vも同様に、賞味期限が短そうなデザインと思われる。

https://www.honda.co.jp/ZR-V/

 

2.地味だが意外とタイムレスなデザイン

1)スバル、レガシィ(BL/BP系

地味だがヒットした車で、BL/BP系レガシィがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%82%A3

アルファ・ロメオなどを手がけたイタリアのデザイナーが担当したといい、全体の造形が簡素かつ伝統的で見飽きにくいデザインである。

2)マツダ、ミレーニア

バブル崩壊前後の車で、経済状況の煽りをくった車として有名である。

台数は捌けず、故にマツダの経営危機の一因ともなったと見られる。

しかし、車としてのデザインはじみながらも見飽きにくいクリーンなデザインだった。

3)ホンダ、アコード(CU系)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

歴代アコードの中で、最も地味だったモデルと思われる。

当時は北米と欧州でボディが異なり、欧州のアコード=北米のアキュラTLXを日本のアコードとして導入した。

ボディサイズは欧州のDセグメントセダンに対抗するため大きくなり、当時としては大きな車幅が日本マーケットでは批判の対象となった。さらにホンダにしては珍しく、後席居住性も悪かったことが不人気に拍車をかけた。

しかし、デザインは今見ても秀麗で、ホンダ史上最もバランスの良いデザインとすら思える。

直4エンジンも回転フィールの良さが絶賛されていた。

3)BMW5シリーズ(E39)

https://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BB5%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

BMWの中で、今でも最も美しいデザインと思うのが、E39系5シリーズである。

デザイナーは日本人の永島譲二。

BMWは迷走と佳作を交互に出すが、佳作になるときは、必ずこのE39に原点回帰をしているときのようにおもわれる。

ちなみに近年のBMWは、モデル末期になった現行3シリーズが原点回帰型、次期モデルのノイエクラッセは迷走世代のように見える。

4)マツダ、アテンザ/マツダ6(GJ系)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%BBMAZDA6

これは世界の自動車デザインの賞で世界トップ3に入った名作である。

この車は地味でもなく、かつヒット作でもあるが、タイムレスなデザインの大衆車の傑作としてあげたい。

5)アウディ、A6(4B系)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBA6

決して伝統的なデザインとは言えない(特にリア周り)が、当時として先進的でありながら飽きないデザインである。

 

3.CR-V(RS系)のデザイン

https://www.honda.co.jp/CR-V/

筆者の主観としては、ホンダの最近のデザインの方向性に則って、クリーンでトラッドなデザインに見える。

先代CR-Vがごちゃごちゃのまとまりのないデザインであったように思え、そこからは打って変わって真逆のような方向性である。これは現行CIVICにも言える。

ホンダ全体として、代替わりでデザインの方向性に安定感がなく、そこはブランドとしてイマイチな印象を受ける。この点、BMWにもやや通じる問題を感じる。

ただ、現在の世代だけみるならば、CR-V史上最も完成されたデザインに見える。ホンダ全体で見ても、トラッドな方向性のデザインの製品としては、前述のCU系アコードに比肩する佳作と思える。

割高感も手伝って、まず多く売れることのない車(ホンダの販売目標自体少ない)だが、世界的には売れているようだ。

何年もの時間を経た後で、見直されるデザインであることは確かな気がする。

宇都宮から新宿御苑と明治神宮へ(2025年2月写真放出)

 

昨年2月の宇都宮と東京の写真を掲載する。

撮影したカメラはNiko Z6。

レンズはそれぞれ以下言及の3本。

 

1.宇都宮

宇都宮城

2月の晴れの日で、雪がちらついていた。

この時期としては寒い日だったとのこと。

こちらはVoigt Länder Apo Skopar 90mm f2.8で撮影。

教会

大谷石を使った教会の建物。

大谷石

こっら2枚はCarl Zeiss Planar 50mm T* f1.4 ZF.2で撮影。

2.新宿御苑

こちらもCarl Zeiss Planar 50mm T* f1.4 ZF.2で撮影。

新宿御苑の芝生

中国風庭園

中国風の楼閣がある。

庭園内の池

日差し

近隣のビル

ここからはVoigt Länder Apo Skopar 90mm f2.8で撮影。

広場

借景

小川

借景2

スターバックスの入った建屋

園内にスターバックスがあり、にぎわっていた。

 

3.明治神宮

明治神宮の森

境内

境内2

通常の日曜日だったが、参拝者で混雑していた。

本殿入口

本殿入口2

社殿

ここからVoigt Länder Aspeherical 40mm f2.8

回廊

正面鳥居

酒樽

代々木公園方面

代々木公園方面から出て、原宿駅から電車に乗った。

宿は、西新宿のホテルローズガーデンにした。

Planar T* 85mm f 1.4 ZF.2 & Nikon Zf(2026GW庭の花と中の島バラ園)

 

1.庭の花

5月になって、実家の庭の花は咲き始めた。

バラやコデマリ、レモンなどが花をつけ始めている。

庭の表

今回は、3本レンズを持って帰ったが、最も出番の少なかったCarl Zeiss Planar 85mm f 1.4 ZF.2の作例のみとなる。

上の写真はf2.8近辺での撮影。

2.カメラの設定

庭の奥

こちらも同じくらいのf値で撮影。

すべての写真の撮影はNikon Zfで行った。

前回の山梨まで、ホワイトバランス(WB)の設定が固定になっていたため、色温度がおかしかった。Adobe LightroomでRAW現像するたびに、調整をしていた。

買ってから半年ほど、この設定のままだったらしい。

Adobeの児童の色温度もややおかしく、調整に手間がかかった。

カメラのWB設定がおかしいことに前回のRAW現像時に気づき(気づくの遅い)、その後設定をWBオート(白基準)に変えた。

するとどうか。

今回初めてZfをWBオートで使用すると、最初から手を入れる必要がないほどニュートラルなカラーバランスになった。

 

3.ニコンとオリンパス(OM Digital)の違い

庭の奥

今まで、ニコン機ではホワイトバランスの調整に苦労した。

Z6のWBオートには被写体の白を基準として判定するもーどがあり、 常用しているが、それでもクール寄り、さわやか系になる印象が強かった。

D7500に至っては、緑と赤紫のバランス(色かぶり補正)が欠航じゃじゃ馬で、さらにWBオートの被写体の白基準判定の機能がなく、全体的に青白いRAWデータになりやすい。

カラーバランスに相当手を入れないと難しいところがあった。

(逆に、特定の条件下でハマると、くすんだような質感や、影の濃い写真、暖色が良い写真が出ることがある)

バラ

これらに比べて、オリンパスのOM-D E-M5 Mark IIIではWBで困ったことがなかった。

最初から中立的で的確なカラーバランスで、非常に優れている。

Nikon ZfのWBオートは、ついにニコン機でオリンパスのWBのバランス感覚とほとんど遜色ないところまで近づいたように思う。

陰影

 

4.中の島バラ園

堂島方面を臨む

中の島バラ園が真っ盛りのシーズンだった。

バラの香りが園内に満ちていた。

知っていたが行ったことはなかったため、よい機会だった。

もっともここ時期、靭公園などもきれいらしいが。

白薔薇のバスケット上の花壇、奥にふぇすちばるホールの一群

こちらは背景に土佐堀、淀屋橋方面を見る。

朝九時ころに着いたが、ちょうどこの時間から人が急増し始めた。

周りのカメラを持つ人々は、みな望遠のズームレンズ(キャノンやソニーの、鏡筒が白いやつ)ばかりだった。

周囲が人だらけだから、花だけが写せる超望遠域で撮影したいためだろうか。

85mという中途半端な準望遠の単焦点は筆者だけである(しかもマニュアルフォーカス)。

バラのトンネルからの花壇

気になるところに人の映り込みがないように、さらに花が風で揺れるためマニュアルフォーカスを調整しながら撮影するため、思ったより難しい。

バスケットの奥に堂島のビル群

とはいっても、やはりCarl Zeiss Planarだけあって、独特の映り方をする。

F1.4-2.8のあたりでは、合唱している距離(ピント面)から後ろにかけて急速に ボケていく。

周辺減光などもあり、やや胡乱な映りをするところもこのレンズならではといえる。

現代の光学性能の鬼のようなレンズとまた違い、独特の立体感が出て面白い。

3月中旬の奈良出張と3月末の山梨出張

 

1.中旬の奈良

3月中旬に奈良に出張があり、実家に帰った。

大安寺

研修会前に大安寺に寄った。

大安寺2

梅のシーズンから桜のシーズンに移行する頃合いだったが、あまり花は咲いていなかった。

 

2.3月末には東京から山梨へ

続いて、山梨出張である。

その前に新宿で2泊の出張。

西新宿

仕事を終えて、ヨドバシで予約していたVoigtländer Nokton 55mm f1.2を購入し、その足で周辺を散歩しながら撮影した。

新宿駅西口側

 

3.いよいよ甲府へ

東京からあずさにのり、トンネルを抜け甲府盆地に入ったとたんに、一面の桜、リンゴ、桃の花畑だった。

といってもその日はまだ曇り空だった。

甲府城からの風景

翌日、晴れ渡り、満開の桜と菜の花を久々に見た。

旧躑躅ヶ崎武田氏館跡(現武田神社)

繊細な淡い色の風景は、北海道とは異なる本州の良さ。

武田神社への参道

満開の桜並木である。

これは北海道にはない。

武田神社本殿

春のわずか一週間と、秋の同じく一週間の紅葉の時期のために、多くの並木などの街並みが形作られる。

桜近接撮影

このわずかな時期に本州に帰れたことはラッキーだった。

濠の桜並木と、遠景には南アルプス

方角的に甲斐駒ヶ岳だっろうか?

羊蹄山はまだ丸ごと雪をかぶっていることを考えると、2000メートル級にもかかわらずずいぶん雪解けが早い。

南アルプスは、子供のころ住んでいた豊橋の属する三遠南信の山並みの反対側である。

本州で最後の閉ざされた山脈、地質がもろく道路建設なども困難な、天険の地。

その向こう側からこのように山並みを臨むのは初めてだ。

甲斐善光寺

甲府にある名刹、甲斐善光寺に立ち寄った。

本堂前

武田信玄が勧請して建立されたとされる寺で、長野の善光寺に次ぐほどの大きさ、本堂には戒壇巡りもある。

信州支配に際して、長野の巨大な寺社勢力であった善行寺との関係を強化する意味もあったのかもしれない。

東光寺

こちらは元の武田氏の菩提寺、甲府五山の一角とされる。

甲府も、京都や鎌倉と同様、臨済五山があるというのが面白い。

笛吹川フルーツ公園

翌日は、夕方東京から帰ることにして、笛吹川フルール公園に行った。

山梨が舞台のアニメ・漫画・ラノベの人気作は意外と多い。

ここは、コロナ化前後のキャンプブームの火付け役の一つとなったアニメ・漫画「ゆるキャン△」の聖地でもある。

公園の中にはホテル、温泉、レストランなどがいくつもあるが、残念ながら朝早くに行ったため店舗は開いていなかった。

天気は晴れているものの、前日に比べ霞が強く透明度は低かった。

菜の花と桃の花

桃の花は桜より控えめで、桜と梅の間のような枝ぶり、花付きだった。

少しピンクが強く、菜の花や遠景の山並み(富士に連なる南の山地)が美しい。

最後に、甲府城に戻った。

甲府城本丸大手

晴れの甲府城でもう一度 写真を撮る。

本丸に至る高石垣を囲む桜

まさにこのためにこそ、公園整備をしたとわかる、見事な桜である。

桜と花見客

最後の写真は、城内の武道場の窓に映った桜だった。

武道場の桜、春の風景

今年の冬は体調を崩し、それが長引き、いまだに治らない、

満開の花が、ようやくの冬の終わりを告げるせめてもの慰めだった。

 

昨年の冬よりキツイ

もう一年以上前だが、2025年の1月には小樽に買い物に行っていたのを、写真を見て思い出した。

小樽の商店街

今年は、とてもではないが休日に買い物などで小樽に行ける余裕がない。

まず、今年は1月20日前後から2月初旬にかけて、のべつ豪雪が降り続け、都市部に近づくこと自体ができない。

去年は雪が少なかった

今年は、1月23日前後に東京出張があった際、帰りの便が災難であった。
日曜日に羽田から千歳まで飛ぶ予定も、千歳で着陸困難な場合引き返す可能性あり、とのアナウンスがあったため、さっそくチケットをキャンセル。

翌日月曜日であれば天候はおさまるだろうと、翌日朝のチケットを取り直した。

東京で余計に一泊した。

翌朝、天候はおさまったものの、前日までの大雪で千歳空港のJRがダウン。

空港内に1万人が閉じ込められたため、千歳空港側が他からの航空機受け入れを停止。

羽田でとっていた便が欠航となった。

午後1時以降ならば復旧するだろうとのアナウンスだったため、2時過ぎに千歳着の便に振り替える。

自分が乗る便の10分前の便まで結構だったが、ギリギリ振替便から運航再開、千歳混雑のため離陸が1時間遅れるも、1時間遅れのまま千歳着。

先週も雪が降りすぎて市内の排雪が麻痺している中、仕事で小樽と札幌に行かざるを得ず。

そうこうしているうちに調子を崩した。

小樽からの海を臨む風景

今年はかなり仕事も忙しいうえ、天候もあれており、去年に比べて非常にしんどいことに、去年の写真を見ていて気付いた。

今週からようやく温度が上がってくるらしいが、もうそろそろ冬は終わってくれていい、町内の多くが同様に口にしている。

 

1年前の正月と今年の正月

 

昨年の正月以降写真の投稿をしないまま、次の正月が来てしまった。

今年の正月の分と合わせて掲載しておく。

 

2025年

去年の正月の祇園

八坂神社

去年の下鴨神社

下鴨の焚火

最後に宇治川の様子

宇治川

思い出したが、正月3日のこの日に、中村藤吉の店の前を通ったらかいてん1時間前から10人以上並んでいるのを見て、立ち寄るのを断念した。

最近の抹茶ブームで、急速にその人気が高まっているらしい。

 

2026年

今年の祇園

今年の八坂神社

毎年最初に行くのが八坂神社だが、今年は神楽台ではなく参道の鳥居を写した。

 

今年の下鴨神社

下鴨の焚火

今年の方が人の入りが多かったように思う。

 

今年の石清水の山中の道

石清水の表参道

今年は実家から歩いて石清水に参った。

往復で約9キロ、アップダウン100メートル以上あった。

石清水の山上に着くも参拝の行列に辟易し、参拝せずにすぐ下山。

往復行程2時間だった。

風も強い日で、道中はほぼ住宅街の殺風景というのもあり、、なかなかタフなコースだった。

実家から山頂まで歩行往復は初めての経験だったが、この過酷さなら当面はこのコースはやめておくことにする。