手軽な一揆の起こし方

エセ評論家の生活と意見

上越から鉄道・バスで斑尾へ

 

1.上越市から三セク鉄道で信濃町

越後トキめき鉄道妙高はねうまライン

よくわからん名前の三セクだが、北陸新幹線の開業と同時にJRが三セクに落とした並行在来線である。

ここから品野町の黒姫駅まで、妙高山を西に仰ぎながら進む。

 

2.黒姫駅

途中スイッチバックをしながら標高を上げていき、気温は北海道と変わらないくらい涼しくなっていく。

黒姫駅

駅前はものすごくレトロな雰囲気であった。

ここから、バスで野尻湖を横切りながら山を登り、東急タングラム斑尾に宿泊する。

 

3.タングラム斑尾

入り口はスキーインアウトの設計

バブル期の団体客の大人数収容を基本とした設計

バブル期の需要を前提とした作りのため、古く感じる。

フロントも広い

いまはあまりメジャーではなくなった団体旅行というものを意識した設計なのがよくわかる。

野尻湖テラスの映像を映すモニターのあるロビーとカフェラウンジ

レストランはビュッフェスタイルで混雑いていたが、採った食べ物を部屋に持ち帰れるテイクアウトサービスがあり、便利だった。

部屋はサイクリストルーム

サイクリスト向けの部屋しか空いていなかったのでこれにした。

自転車を持ち込めるように広々していて、テイクアウトで飲食をするにももってこいだった。

他にもウィズペットルームなど、近年の旅行目的の多様化に合わせてニーズを汲み取ろうという経営努力が見られる。

消毒

消毒とペーパータオルを用意してくれている点など、気が利いている。

什器備品、上段の氷を入れるバケツなどには黒いカバーの色紙がまかれており、古いものを何とかつい会い続けているのがわかる。

リノベーションされた内装

水回りなどの大物はそのままだが、壁紙やスイッチ類などは新しいものに更新されている。

設備が古くなり、資本的支出がかさむ状況が想像される。

そうした中でも、何とかできる範囲で古臭くならないようにしようとしているのがわかる。

東急はもっぱら渋谷の再開発以外には興味がないようで、ニセコ以外のリゾートの収益は芳しくないそうだ。

爪の先に灯をともすような中での現場の努力が垣間見られる。

現場が頑張りすぎると、ますます上が無能になるというのが日本の組織のダメなところなのだが。