クソじめじめしていた。
8月末日の京都である。
最近、コロナの第7波の感染者数が今までの比ではない。
そのため、出張で近畿地方に帰るにもかかわらず、実家に戻るのは控えて、京都市内でホテルに2泊した。
1.ホテル
前回は、京都駅のグランヴィアだった。値段もそれなりに高いが、ロビーから室内まですべて高級ホテルのレベルで、客室も豪華だった。
グランヴィア京都は、今まで泊ったシティホテルの中では、間違いなくシャングリ・ラ東京の次だった(この間にだいぶ差があるのだが)。
今回泊ったのは、ホテルモントレ京都。
御池通から烏丸通を少し下がったところにある、やたらと派手なデザインのホテルだ。
大坂の福島あたりにあるモントレ大阪も、電車から見るとかなり派手だ。
大阪に本拠のあるホテル運営企業で、もとは丸糸呉服店、より分かりやすくは消費者金融のアコムを母体とする企業だったらしい。
内外装は豪華で、室内も広い(広い部屋を選って取ったのだが)。
悪くはなかった。
寝巻もツーピースで上下別れているのは好感が持てる。
が、他のアメニティは普通である。
浴室は洗面台が小さく、シャワーヘッドはミストと通常と切り替えができるが、かなり安いものだとわかる。
加湿空気清浄機は、多くのホテルでは水槽を空にしておいておくものだ。しかし、一部少数のホテルでは、水槽に水が入れてある、あるいは入れっぱなしになっている。
モントレ京都は後者で、水槽を空気清浄機から取り外すと、水槽の接続部分が真っ黒くカビていた。
これはいただけない。
水槽を満たすなら、ルームクリーニング時に毎回入れ替えるべきで、それができないのなら、多数派のホテルのように「空気清浄機の水は空です」などと書いたシールを貼っておくべきだ。
不衛生な気がしたので空気清浄機は使わなかった。
先日泊った富良野のホテルムニンは、小さいながらも富良野駅前のラビスタ富良野とそん色のない装備・サービスで、しかも少し安かったので、非常に好感が持てた。
空気清浄機などもきれいに維持され、テレビのリモコンもビニール製のカバーをつけて直接リモコンに手が触れないようにするなど、配慮が行き届いていた。
モントレは、ハードは豪壮だがサービス面などソフトは、あまり気が利かないホテル、高級ホテルと比べるならば全く気の利かないホテル、という印象だ。
ハードの豪華さに対してサービスが追い付いていないという点では、ダイワハウスグループの札幌の旗艦ホテル「ロイトン札幌」と似たところがある。
ロイトンよりも、同じ値段なら伝統のあるパークホテルの方がよい。
2.写真
京都市内で用事があって、北区の北大路のさらに来たまで行った。
あちらの方はいくことがほとんどなく地理がわからないが、東山と北山が迫ってくるため、徐々に街の東西の幅が狭くなってくる。北山で隔てられる西側の端から10分も歩かないうちに、すぐ賀茂川、上賀茂神社の表に出てしまう。
北海道は秋の気配で、夜も最低気温が10度などになってきたが、京都の夏休み最終日はまだまだ夏だった。
上賀茂から南東を望んで写真のような雲が出ていた。ということは、山科や西大津は雨でも降っていたのだろうか。
すぐ近くの別の場所からのショット。
2枚とも約50mmの画角だ。
雲を主題にしているため、下側は露出をアンダーにしている。
光を反射する川面強調するため、シャープネスやコントラストを強めにしている。
神社も拝観時間があるようで、4時半を過ぎたら上賀茂神社は境内が封鎖されていた。
ここら辺は、閉鎖されない伏見の稲荷大社とは違うようだ。
境内を外から撮った。
曇っていたが、空がイイ感じだったので撮影し、さらにRAW現像でモノクロ処理にしてみた。
Z6のモノクロはなかなか渋い。
日本の伝統建築がよく合うように思う。
広角24mmでパースを効かせた。
毎年笠懸をやっているところ、だと思う。
直接見たことないけど。
で、四条烏丸で戻って来た。
昔220円だったバスの値段が230円だったが、消費税と一緒に上がったのかね。
三井ビルは存在感があり、前からデザインは目を引くなと思っていた。
あえて露出をかなりアンダーにして、ライトアップされたところだけが浮かび上がるように撮影・処理してみた。