最近ようやく晴れるようになってきたが、忌々しいことに黄砂らしき粉末が飛んでいるようだ。
クルマのガラスが汚れる、目がかゆくなる、遠景が霞んでなんだか黄色っぽい。
今日は晴れの中でも珍しく、霞が少ない晴れの日になった。
毎度の如く一定期間に一度海を見ないと、特に太平洋などの暖かい海を見ないと精神的に変調をきたしかねない性分から、洞爺湖から豊浦まで巡ってきた。
白樺、湖、湖畔の町、雪の残る山
これだけ切り取れば、スイスといっても何となく通りそうですらある。
気温は7度から10度。日差しは暖かい。
河口の土手から、内浦湾とその先、湾の向かい側にある渡島半島の蝦夷駒ケ岳を撮った。
南から函館、森、八雲、長万部、豊浦、伊達、室蘭に到る町が連なるのが太平洋に口を開けた内浦湾で、古くから和人の交易船が入ってきていたようだ。
蝦夷駒ケ岳の存在感が大きく、好んでフレームインさせた。
流木は遠景の山から流れてきたのかもしれない。
綺麗な砂浜ではないが、夏は海水浴場とキャンプ場になるようだ。
まぁこういう構図もありかなと。
今回も85mmF1.8のみを使用した。
85mmは、切り取りたい部分だけを狭く切り取れると同時に、切り取り範囲が狭くなりすぎず、使い勝手もいい。
単焦点レンズは、だいたい24mm, 28mm, 35mm, 50mm, 85mmとラインナップされるが、今までのカメラマン・フォトグラファーたちの集合知から、こうした画角が使いやすい、というのが蓄積されてこうなってきたのだろう。