自宅から実家への帰省をすべて鉄道でする試み
1日目は、函館本線で倶知安駅から長万部を経て、函館~平泉へと向かう。
長万部までは、朝6時22分の便を逃すと昼12時半ころまでダイヤがない。
無事乗車できた。
ホーム反対側には、小樽経由苫小牧行き(!)の便が止まっていて衝撃を受けた。
そこまで直行便で行く意味あるのだろうか・・・
社内の写真はないが、椅子が固い。背もたれが直角である。レッグスペースが狭い。
長万部までは1時間40分ほどだが、とてもじゃないが長時間乗れたものではない。
ところで、ここでこのディーゼル機関車の呼び方が非常に厄介である。
まず「電車」ではない。
架線などという高等で文明的なものはない。
では「列車」というか?
一両しかないので列車ですらない。
結局呼びなれない、今日日そう呼ぶことなどまずはない「汽車」と呼ぶほかない。
忸怩たるものがある。
水平などがたがたなひどい写真である。
カメラから持ち帰るとこれほどまでにひどく撮れるものか。
7時55分頃長万部駅到着。
途中倶知安からニセコ・昆布あたりまでは両側に羊蹄とニセコ連峰が見え、非常にいい眺望であった。
JR線が新幹線開業により廃線した際には、是非トレッキングコースにしてほしい。尻別川にも近いことから、トレッキングコースからフィッシングポイントへのアクセスも作れるかもしれない。宝塚の旧武庫川線廃線跡などのように、絶好のレジャースポットになるだろう。
こちらは1時間に1本。
この日乗った列車の中で一番混んでいたのはこれである。
ちなみに、数日前に駅で特急券を買った際に、わざわざ駅員(見るからに新人の頼りなさそうな男)に、「海側窓側で」と頼んだのだが、乗ってみれば見事に山側窓側であった。
あの駅員は、自社の鉄道が北海道のどこを走っているのかわかっているのだろうか?
次いで新函館北斗駅に着いたら、いよいよ北海道東北新幹線である。
E5系新幹線の写真は撮らなかったが、車内は快適だった。
椅子の作りも凝っていて、人を効率的に大量輸送する物資としか認識していないであろうJR東海謹製・東海道新幹線とは違う。
リクライニングの際に座面も連動するもので、さらに北海道新幹線に使用されている最新型のE5系はコンセントの数なども充実しており、窓側以外の客も自分のプラグがある。
カップホルダーもテーブルと別であり、気が利いている。
いよいよ本州に帰ってきた。
青函トンネルを抜けると、突如として杉林や松林が見えてくる。
里山の風景が見えてくる。
一目して瞭然に、北海道と異なる風景が展開される。
やはりこちらの方が、まだ東北といえど落ち着くものがある。
本当は、一ノ関駅まで新幹線で行き、平泉に引き返した方がよかったかもしれない。
東北本線に揺られること1時間半である。
平泉到着は午後1時20分頃。
電車待ち時間はそれぞれ10分ほどのため、ほぼ7時間電車まるまる移動だったわけだ。
平泉についてからの記事は、回を改める。