ようやく仙台である。
12時半に出て、綱渡りで最後の「定刻通り」の鉄道を乗り継ぎ、19時に仙台着である。
ダイワロイネットホテルの仙台駅西口に宿泊した。
面積のわりにうまく作られていて、広さが感じられた。
17㎡の部屋面積で、トイレと風呂をセパレートにできるのはなかなかすごい設計技術である。
翌日10時、仙台駅出発。
仙台から東京の距離も時間も、だいたい東京から名古屋までと同じくらいである。
本来、東北新幹線はやぶさの方が東海道新幹線望みより速いはずだが、大宮から東京駅まで最高時速130キロの徐行をさせられるため、結果線形の悪い東海道新幹線と同じくらいの所要時間となる。
クライアントから出張費は十分にもらっていたので、体力回復のためグリーン席を利用した。個人的には、東海道山陽のそれより東北のグリーンの方が好みである。
東京駅でおなじみの清掃の時間である。
富士山は雲に隠されていたが、その先の浜名湖から晴れていた。
豊橋市民でないとわからん風景である。
新幹線が速すぎて、かつ振動も大きく水平が保てないため、まともに撮れたのは小池町近く、小野工務店のビルのある当たりだけであった(超ローカル)。
表伊吹は雪が少ない。
奥伊吹は、順調に積雪しているのだろうか?
奥伊吹スキー場は、客数日本一を数年連続して記録する人気のスキー場である。
一度視察に行ってみたいものだ。しかし、行くにはスタッドレスタイヤとスキーギア・ウェアがいる。面倒である。
だいたい彦根のあたりである。
雲がかかっているのは、琵琶湖対岸の比良山系、蓬莱山や武奈ヶ岳あたりか。
豊郷~近江八幡にかけてのあたりと思われる。
同じ辺り。
スマホカメラ(メカシャッターでなく電子シャッター)のため、高速移動中の車窓の風景は、「ローリングシャッター歪み」というのが出ている。下の手すりのようなものが斜めに歪んでいるのがわかろう。
子供のころから親しんだコンコース。
京都駅烏丸口が新築されても、ここは変わらず昔のままである。
小綺麗にしているが近鉄である。
水平がガタガタの写真である。
15時に到着。
仙台から新幹線を乗り継げば、わずか5時間でここまで着く。驚くべき速さである。
鉄道と航空機のシェアが50:50になる分水嶺は所要時間4時間とされ、「4時間の壁」といわれる。
東京からだと北は新函館北斗、西は広島とされる。
しかし、だ。
私の実家から重い荷物をもって伊丹に行き、何分前までにどこを通れなどとごちゃごちゃ言われて飛行機に乗り、再び町はずれにある仙台空港に降ろされ仙台市外へ向かう、というのであれば、5時間擁しても新幹線の不が楽ではないか。
まぁ、航空券の方が安いかも知らんが。