1.ワークマンへ
自転車に乗るために着るジャージを買いに小樽のワークマンまで行った。
上着と下着とボトムスとシューズと手袋合わせて9000円で買えた。
近くに、数年前取り壊しになりそうなところを市で保存することになった廃工場(北海製缶小樽工場)があった。
2.廃工場写真
これ保存するのたいへんだろう。
人口減少で財政も厳しい小樽市が、よく残すと決められた。
こちらは缶詰工場から徒歩15分くらいの市街地にある線路跡。
帰り道にあった小樽市総合博物館運河館に立ち寄って、資料を見ていた。
先日の新潟と同じく、北前航路の一大拠点であった小樽市の、その時代の資料があった。
江戸後期の北前航路の積出港や積み荷、交易船の登録証(登記簿謄本のようなもの)や交易免許などが展示されていた。
江戸末期から明治に5-9万人の人口となり、戦後17万人とピークになり、現在減少して12万人という。
缶詰工場のあったころは遠洋漁業が盛んだったころであり、またニシンの乱獲期の終盤であった。
いまは線路跡や缶詰工場跡、古い石造りの建物と、「遺跡」が多く残る町となった。
ついでに寄ってみたお菓子屋も、古い建物を売りにしているところだった。
昔ながらの味で、これはこれでいいと思う。
明治から昭和のゴリゴリの近代化というのが、人口の爆発的増加と収奪に塗りつぶされた、持続可能性のない一過性の時代だったことを、一度栄えてそれが遺跡となった街を見て痛感する。