Olympus OM-D E-M5 Mark III
名前が長すぎる。
覚えられん。
マイクロフォーサーズ(MFT)機の特性を知るために、久しぶりに晴れたので試写をする。
Z6はクールなキャラクターの写真で、かなりわかりやすすぎるくらい特徴があるのでつかみやすい。
一方、D7500は最近になって、ようやく少しくすんだような翳りのある画が特徴的なのだとわかるようになっていた。
わかると非常に面白い。
しかして、Olympus OM-D E-M5 Mark III、長いから単にE-M5はどうか。
これを探るべくの試写である。
画面上端に太陽がギリギリフレームインしていて、レンズには厳しい状況。
しかし何とか目立ったゴーストもなく、光条がはっきり描かれている。
レンズは結構頑張っている。
センサーはまさにMFTの特性そのものでハイノイズではあるが、明るめに撮って下げていくとノイズも乗りにくい。
意外にダイナミックレンジも広い。
だがフルサイズなどに比べるとダイナミックレンジは狭い。
それゆえにコントラストを強く出すのは得意で、きつめの陰翳の写真が得意分野だ。
では、色はどうか。
こちらも同じく逆光で撮ったが、こちらではかなり大きなゴーストと思しきものが確認された。
lightroomのかすみ除去を30ほど当てると軽減された。
色に関してはどうか。
まず、オートホワイトバランスが非常に優秀。D7500はオートホワイトバランスが以上に青側に転ぶ傾向があり難儀である。それに比べてほぼ違和感がない。
次いで、色味についても、寒色系に強いオリンパスらしく、青が特にすっきりとしている、ような気がする。Rawだからあまり関係ないような気もするが。
いずれにしても、本来センサーサイズが大きい方が圧倒的に有利なランドスケープ写真、特に逆光下でも、かなり頑張ているように思う。