手軽な一揆の起こし方

エセ評論家の生活と意見

E-P1、ついに限界か・・・!?

 

1.Olympus E-P1とは

ウチの一番古いカメラは、Olympus E-P1というマイクロフォーサーズ(MFT)センサーのミラーレス一眼だ。

発売はなんと2009年。

もう干支が一回りして二回り目ですな。

www.olympus.co.jp

比較的に小型のセンサーサイズで、かつレンズ交換式一眼として必要な性能を満たす規格として作られたのがMFTシステムで、OlympusPanasonic Lumixシリーズが共同で立ち上げた。

OlympusE-P1を初代とするデジタルカメラ"PEN"シリーズを売り出し、宮崎あおいをCMに起用して、若い女性世代にカメラを訴求し一世を風靡した。

ちなみに今でも、メーカー別デジカメ売上ランキングではOlympusが一位を獲っていたりする。

Olympusは、PENのようなEVF(Electronic View Finder、カメラの覗き穴)のない小型一眼を中心に据えた薄利多売方式らしい。

なお、同じMFT規格のLUMIXはあまり売れていない・・・。

 

2.んで、試写してみると

先週再び実家に帰った際に、重くて煩わしいNikonの一眼レフや、フルサイズミラーレスを持っていくことに嫌気がさして、Olympus E-p1を持って行った。

で、撮った写真がこちら。

試写例1モノクロ

黒から白までのレンジは、まぁこんなもんかな、という感じ。

それにしても驚いたのは、手振れのひどさだった。

25mmの焦点距離で、SS1/160で撮った。

にもかかわらず、手振れが出まくって歩留まりが約半分。

つまり、半分の写真は手振れで使い物にならない(手振れ判定はやや厳しめです。)

上記の写真のカラー版と、手振れ気味のカラー版を掲載する。

試写例1カラー版

試写例2手振れ気味?

試写例2の方では、拡大すると、ちょっと幹や葉にいい加減なところがある、ような気がする。

2枚ともいえることだが、近距離の植物などを撮ると、どうしてもフォーカシング自体がいい加減なところもある。

試写例3

これなど、SSを1/40まで遅くしたので、歩留まりは3分の1くらいになった。

結構キツイ。

入門機種らしく、色のりはこってり気味で(Olympus全体の傾向なのかどうかはわからん)、彩度調整などしなくても派手に現像される。

ここら辺は、Nikonの中級機種(Z6やD7500)とははっきりと違う印象。

 

3.物撮りはどうか?

物撮りは光源が命なので、ほとんどやったことがない(光源持ってない)。

とはいえせっかく、自身の旧家没落の大逆風(当主の死、戦争、農地改革・・・ヒキ強すぎやろ^_^;)の中でも陶芸家の道を突き進んだ曽祖父が遺した清水焼があるのだから、物撮り練習として使わないわけがない。

試写例4

羽衣?とかいう能?の一場面?か何かを描いた清水焼の人形である(←全く知らない)。

いや、でも焼き物でこれやるってすごいわね、確かに。

さすが、家つぶしかけただけのことはあるわ。

合掌。

よく見たら、能面と顔の間にきちんと色の塗分けがされていて、「これ顔面ちゃうで面でっせ」と主張しているのがわかる。

衣装の色も模様も手が込んでいる。

藤色と淡いピンクと水色がよく合っている、ような希ガス

躍動感などについては、是非「羽衣」本編を鑑賞してから検討してみたいと思う。

 

カメラの話に戻るならば、三脚を立てたため手振れとフォーカスアウトはかなり防げた。

他方、センサーが小さいこともあって、ノイズはかなりのる。Lightroomでノイズを簡単に除去できるため、これはさほど問題ではないが、それにしてもやはりノイズが大きいとオールド感は出る。

試写例5

こちらは高砂とかいう能の一場面らしい。

全くわからん。

無教養である。

でもこれらの人形って、要するにアニメキャラのフィギュアでアニメの名場面を再現しているようなものなわけで、そういう意味ではこれら清水焼の作品も現代のフィギュアの造型師の作品もやってることの根本は同じなんだなぁと思う。

曾祖父も現代に生まれていれば、「Fate/stay night」やら「涼宮ハルヒの憂鬱」やら、最新作なら「SPY×FAMILY」のヨルさんやアーニャちゃんやらの名場面を再現する造型師とか、あるいはよくわからん芸大出て謎のポップアートの立体作品創る作家か何かだったのかも知れない。

さらに、聞くところによると鼓や尺八、謡(うたい)までやったという御仁である。現代に在ったならば、ボカロPやりながら「歌ってみた」を配信する歌い手でもあり、MVのアニメは自分で描きつつ本業はフィギュア作家などという、設定盛り過ぎのニコニコ界隈の帝王・人気歌い手系YouTuberだったやもしれない。ニコニコ超会議など当たり前のように出ていただろう。

そんなイカれたヤツが親戚だったならば、私は歓喜したことだろう。

「明治」という頑迷な時代の、「山科」という閉鎖空間に生まれ、せいぜい都の没落貴族の分家筋程度の「家」に縛られた、その時代と場所が悪かったのかもしれない。

その中で好きなことをやって生きていくのは、相当な代償を伴うことだったのではないか。

曾祖父の生きざまについては、まぁ時代のせいにしておくべき案件だろう。

合掌。

 

緑の部分はシャドーが強かったので、明るさを引き上げた。

ダイナミックレンジもキツイ。

いずれにしても、このカメラ、撮っているうちは「こいつの限界を引き出すぜぇ」くらいに思っていたが、いざPCで現像してみると「もぉ限界や・・・(´;ω;`)」となる。

出張時に持っていけるような、比較的小さくて高性能なカメラねぇかなぁ・・・